近年、アウトドア愛好家の中でもチタンの人気が高まってきています。
耐食性が高くサビにくい、軽いのに頑丈、金属アレルギーを引き起こしにくいという点が人気の秘密でしょう。加工が難しいということもあり、デザインもシンプルです。
また、チタンは金属臭がせず、飲み物の味を損なわないという特性があります。
水はもちろん、出先でお茶やコーヒーを美味しく飲みたいという人にもおすすめです。
チタンのボトルならスポーツドリンクも美味しく飲める
運動する時、暑い時にはスポーツドリンクが飲みたくなりますよね。
ここで注意したいのは、スポーツドリンクには塩分が入っているということ。
金属のボトルに入れるとサビる可能性があるため、プラスチックのボトルか、スポーツドリンク対応のボトルに入れることが推奨されています。
ただし、スポーツドリンク対応のボトルでも、内部のコーティングの剥がれや傷には十分注意する必要があります。
チタンは耐食性が高いのでスポーツドリンクを入れることが可能です。
コーティングをしていないため、剥がれや傷の心配をすることもありません。
ダブルウォールのボトルなら、冷やしたスポーツドリンクも美味しくいただけます。
シングルウォールとダブルウォールの特徴

チタンボトルには大きく分けてシングルウォールとダブルウォールの2種類があります。
それぞれどんな特徴があり、どんな用途が適しているのか見ていきましょう。
それぞれのボトルの特性は以下の通りです。
構造 | 保温・保冷性 | 直火 | |
---|---|---|---|
シングルウォール | 一層 | 不可 | 可 (チタンのみ・コーティングなしの場合) |
ダブルウォール | 二層 (真空断熱) | 可 | 不可 |
シングルウォールのメリットとデメリット
シングルウォールはチタン一枚で作られたシンプルな構造のため、ステンレスなど、他の金属で作られたボトルに比べると圧倒的に軽いのが特徴です。
登山やハイキングなど、荷物の軽量化には最適です。
また、チタンのみで作られているボトルは火にかけることもできるので、スープやカップ麺用のお湯を沸かすことにも使えます。ただし、鍋に比べると不安定になるので注意が必要です。
一方、保冷・保温機能は期待できません。
冷たい飲み物を入れた時、ボトルの外側が濡れやすくなる可能性もあります。
濡らしたくない物のそばに置かないようにするか、カバーするなどの対策が必要です。
ダブルウォールのメリットとデメリット
ダブルウォールは内壁と外壁の間に真空層を設ける二層構造になっています。
「魔法瓶」を想像していただくとわかりやすいでしょう。
長時間、飲み物を保冷・保温したい時にはダブルウォールがおすすめです。
冷たい飲み物を入れてもボトルの外側が濡れにくいので、バッグに入れる時や、デスクに置いておく時に安心です。
二層構造になっていることや、温度を保つための構造が複雑になっているので、シングルウォールに比べると重さは少し重くなります。
飲み口の形状は、ワンタッチ式やコップ式、ふたを外してそのまま飲むタイプがあります。
チタン以外の素材が使われていることも多く、それにより重さが変わってきます。
目的にあったボトルを選ぼう

ボトルを選ぶ時は、保温・保冷が必要かどうかはもちろんですが、使うシチュエーションでボトルの種類は変わります。
どこで使うのか、何を飲みたいか、どのくらい量が必要なのか考えてみてくださいね。
ダブルウォールの場合、空間ができるような量の飲み物を入れても十分な効果は得られません。
必要な量が入る容量のものを選ぶようにしましょう。
途中で補充できるような時は小さめにして軽くすることもできますね。反対に補充できない時は、少し大きな容量のボトルがおすすめです。
シルバーアント ダブルウォールボトルを使ってみました

余計な装飾がないシンプルなデザインは目立つことなく、何にでも合わせることができそうだなと思いました。
お茶やコーヒーを入れても匂い移りしないのが嬉しいですね。
衝撃に強く、多少手荒に使っても安心感があります。ボトルの底にはシリコンが付いていて、滑り止めになって安定するので不安定な場所でも置きやすいです。

学童保育のキャンプ委員をしたことがきっかけでキャンプにハマり、以来20数年夫婦でキャンプをしています。2016年に保護犬を迎えてからは犬連れキャンパーに。
ブログ「ははぶろ」ではキャンプ場の紹介や犬とのお出かけを書いています。