2025年の終わりに。時間を刻むものづくりと、感謝を込めて

2025年も、SilverAnt JAPANを支えてくださり、本当にありがとうございました。

今年も多くのイベントに出展し、新しい出会いに恵まれ、そして、これまで応援してくださっている皆さまと直接お会いできる、かけがえのない時間を重ねることができました。

SNSを通して届く「使っています」「大切にしています」という声。画面越しであっても、シルバーアントを想ってくださる温かさに触れるたび、私たちは一歩一歩、確かに前へ進むことができました。

日本に初上陸してから3年半。決して早足ではありませんが、その歩みの中で、実際に手に取っていただける場所も増えてきました。

Orangeの皆さま、風街道具店の皆さま、そして歴史あるアウトドアメディアであるBE-PALとのコラボレーション。数えきれないご縁の積み重ねの中で、私たちは今、次の未来への確かな手応えと希望を感じています。

シルバーアントが大切にしているのは、ゆっくりでも、確かに歩むこと。目の前のひとりのために。その方の人生が、シルバーアントのチタン製品とともに、ほんの少しでも豊かになる未来を想像しながら、私たちは今日も伝え続けています。


ここからは、少し個人的な話をさせてください。

今年、最愛の母が他界しました。

私がSilverAnt JAPANの代表になった3年半前、母は第一号のファンとして、遠く離れた実家からSNSを通して毎日、私の活動を見守り続けてくれていました。

そんな母が、3年半もの間、毎日使い続けていたのが、結晶化チタンの急須と湯呑みです。

父と毎朝お茶を淹れながら、私の話をし、穏やかな時間を過ごしていたと聞いています。その急須には、母が生きた時間が、静かに刻まれていました。

今、私はその急須を、自分の日常の中で使っています。手に取るたび、母の生きた時間と、あたり前のように過ごしていた日々の尊さを感じます。

そのとき、改めて気づかされました。

モノは、ただの道具ではない。人の心に生き続け、人生の時間と記憶を、共に刻む存在なのだと。

次の世代まで受け継げる製品をつくる。それは、シルバーアントの使命であり、今では私自身の人生とも深く重なっています。

皆さまのおかげで、今の私たちがあります。
これからも、あなたとともに時間を刻んでいけることを心から楽しみにしています。

どうぞ、よい年をお迎えください。

シルバーアントJAPAN
リーダー さた

この記事を書いた人
アイミン
シルバーアントJAPANチームリーダー